のこのこタートル

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成功のために全部やろうとしてはいけない:「エッセンシャル思考」が教えてくれること

 

エッセンシャル思考とは何か

エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方だ。グレッグ・マキューンが著した本書では、エネルギーの使いどころを必要最低限にすることで、本当に重要なことにエネルギーを集中できると説いている。

一見シンプルな考え方だが、これが意外と難しい。なぜなら、私たちは「もっと頑張れば」「もっとやれば」と考えがちだからだ。

成功が失敗を生む皮肉

本書で印象的だったのは、「成功を求めることによって、人は失敗してしまう」という指摘だ。成功した人や成功したい人ほど、何でもやろうとしすぎてしまう。あれもこれもと手を出した結果、どれも中途半端になってしまうのだ。

「みんなを優先にするのは、誰も優先にしないのと同じ。全てを大事にするのは、1つも大事にしないのと同じ」という言葉は、まさにこの真理を突いている。

選択は常にトレードオフ

何かを選ぶということは、何かを捨てるということだ。この当たり前のことを、私たちはつい忘れてしまう。

「絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである」という判断基準は、日々の意思決定に使える強力なツールだと思う。曖昧な「まあいいか」という選択が、結局エネルギーを奪っていく。

ちなみに、決断(decision)という言葉の語源は、ラテン語「切る」「殺す」という意味らしい。選択とは、他の可能性を切り捨てる行為なのだ。

自分に正直に生きるということ

自分に正直に生きるということが、何にエネルギーを使うか見定めることにつながる。他人の期待や社会の常識に流されるのではなく、自分の価値観に基づいて選択することが大切だ。

「深い孤独がなければ、まともな作品は作れない」という言葉も興味深い。本当に大切なことに取り組むには、周りのノイズから離れて、自分と向き合う時間が必要なのだと思う。

実践的なヒント

本書では実践的なアドバイスもいくつか紹介されている。

まず、優秀な人はよく眠るということ。睡眠を削って頑張ることが美徳とされがちだが、それは非効率的だ。しっかり休むことで、集中力とパフォーマンスが上がる。

また、目標はよりリアルに設定することが重要だ。リアルだから実現しやすく、人の心も動かせる。抽象的な目標ではなく、具体的でイメージできる目標を立てるべきだろう。

そして、「目先の好印象より、長期的な敬意を手に入れよう」という教えも心に残った。断ることで一時的に嫌な顔をされるかもしれないが、長期的には自分の時間と価値観を守れる人として尊敬されるはずだ。

考察:意識をもって生きよう

色々な物事は、だいたい少ない方が何においても良いということだと思う。現代は、やることなすことが多すぎると個人的に感じる。24時間というのは何万年も前から変わっていない。頭も手も足も決まった数しかない。なのに時代を追うごとにやること、タスクが増えすぎている。

だからといって、社会に対して向かったり反抗したり、自分の意見を押し付けるのは良い案とも思わない。こんな社会、世の中だからこそ、自分の意識や考えをしっかりと持ち、今の社会でも柔軟に対応して、その中での最適解を見つけていくことが大切だと思う。

それに正解も間違いもないと思う。人に迷惑をかけない限り、何を考え何をしてもいい。「人生は自分で舵を取っている」という認識が、この先の世の中では大切だと自分は思う。

エッセンシャル思考は、そんな「自分らしく生きる」ための羅針盤になる考え方だと感じた。